sbtのインストール

まずはsbtをインストールします。sbtはScalaの標準的なビルドツールです。

Windowsの場合

以下のリンクから最新のmsiファイルをダウンロードしてインストールします。

https://github.com/sbt/sbt/releases

Macの場合

Homebrewでインストールします。

brew update
brew install sbt

どちらの場合もインストール後以下のようにしてsbtコマンドが使えること、sbtのバージョンが1.3以降であることを確認してください。

sbt sbtVersion
[info] 1.3.4

新規プロジェクト作成

コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

sbt new playframework/play-scala-seed.g8 --branch 2.8.x

プロジェクト名などを聞かれますが、ここではプロジェクト名をplay2-hands-onとし、他の項目は初期値のままプロジェクトを作成するものとします。

プロジェクトの作成

play2-hands-onディレクトリのbuild.sbtにORMとしてScalikeJDBCを使用するための設定を行います。

name := """play2-hands-on"""
organization := "com.example"

version := "1.0-SNAPSHOT"

lazy val root = (project in file(".")).enablePlugins(PlayScala)

scalaVersion := "2.13.1"

libraryDependencies += guice
libraryDependencies += "org.scalatestplus.play" %% "scalatestplus-play" % "5.0.0" % Test

// ↓↓↓↓ここから追加↓↓↓↓
libraryDependencies ++= Seq(
  "com.h2database" % "h2" % "1.4.200",
  "org.scalikejdbc" %% "scalikejdbc" % "3.4.0",
  "org.scalikejdbc" %% "scalikejdbc-config" % "3.4.0",
  "org.scalikejdbc" %% "scalikejdbc-play-initializer" % "2.8.0-scalikejdbc-3.4"
)
// ↑↑↑↑ここまで追加↑↑↑↑

// Adds additional packages into Twirl
//TwirlKeys.templateImports += "com.example.controllers._"

// Adds additional packages into conf/routes
// play.sbt.routes.RoutesKeys.routesImport += "com.example.binders._"

起動確認

作成したplay2-hands-onディレクトリに移動し、以下のコマンドでプロジェクトを実行します。

sbt run

ブラウザから http://localhost:9000/ にアクセスし、以下の画面が表示されることを確認します。

Play2のウェルカム画面

Welcome to Play! が書かれていることを確認して下さい。

POINT

  • sbt runで実行している間はホットデプロイが有効になっているため、ソースを修正するとすぐに変更が反映されます
  • CTRL+Dでsbt runでの実行を終了することができます
  • sbt runで実行中に何度も修正を行っているとヒープが不足してプロセスが終了してしまったりエラーが出たまま応答がなくなってしまう場合があります
  • プロセスが終了してしまった場合は再度sbt runを実行してください
  • 応答しなくなってしまった場合は一度コマンドプロンプトを閉じ、再度起動してsbt runを実行してください