フロントエンドがAngularJSやスマートフォンアプリの場合、サーバサイドはJSONを返却するAPIを提供する必要があります。ここまでに作成してきたユーザ情報のCRUD処理について、Play2のJSONサポート機能を使ってJSONベースのWeb APIを実装します。

コントローラの雛形を作る

controllersパッケージにJsonControllerオブジェクトを以下の内容で作成します。SlickやPlay2のJSONサポートを使用するためのimport文を予め含めています。

package controllers

import play.api.mvc._
import play.api.libs.json._
import play.api.libs.functional.syntax._
import scalikejdbc._
import models._

class JsonController extends Controller {

  /**
   * 一覧表示
   */
  def list = TODO

  /**
   * ユーザ登録
   */
  def create = TODO

  /**
   * ユーザ更新
   */
  def update = TODO

  /**
   * ユーザ削除
   */
  def remove(id: Long) = TODO
}

UserControllerと比べると、テンプレートでの国際化機能のために必要だったMessagesApiのDIやI18nSupportトレイトのミックスインを行っていないため、非常にシンプルなクラス定義になっています。

POINT

  • play.api.libs.json._はPlay2のJSONサポート機能を使用するために必要なimport文です

ルーティングの定義

conf/routesに以下の内容を追記します。

# JSON API
GET         /json/list              controllers.JsonController.list
POST        /json/create            controllers.JsonController.create
POST        /json/update            controllers.JsonController.update
POST        /json/remove/:id        controllers.JsonController.remove(id: Long)